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一ノ瀬雄太/24歳。I play guitar in a band called kaisoku Tokyo.

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久々

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最近僕の務めている会社にクリスという外人が転がり込んで来た。
転がり込んで来た、という言い方は随分失礼な言い方かもしれないのだけど、社長が「最近仲良くなったクリスです!」といってある日突然事務所に連れて来たのを皮切りに、暇さえあれば事務所に遊びにくるようになった。

はじめはただ陽気な外人だと思っていたんだけど、実はクリスは天才的なプログラマーで、過去にwebサービスをいくつも成功させて億万長者(真偽は今のところ定かではないんだけれども…)らしい。

話してみるととにかくスゴイやつ!(内容は割愛) しかもナント年齢はぼくより一個下。
アメリカでは、年齢に達してなくても本人のやる気と学力さえあれば大学を卒業できるとニュースで見たが、まさにそんなことをやってのけてwebサービスで大成功→今度は日本で頑張るぞ☆ なんていうすごいヤツが急に目の前に現れるとは思わなかった。

クリスが急に僕たちに始めた話が面白かった。以下要約。
「みんながハッピーになる発明をして、みんなが幸せになるものを作れば、お金は後から絶対ついてくる。最初からお金のためになにかやっても駄目。君はある日突然五億渡されたらどうする? 使うよね? 人は自分に価値のあるものにお金を使うんだヨ。たとえば、日本人は新幹線っていう素晴らしい発明をしたでしょう。チケットは決して安くないけれど、それでもあんなにたくさんの人が使うんだよ!」

いたって正論。

僕は一応、デザイナーという名刺を持っていて、どこに行っても職業を聞かれればとりあえずそう答えてもよい、という社会的地位を会社に与えてもらっているのでここではグラフィックデザイナーとして書かせてもらう。
グラフィックデザインがみんなをハッピーにできる事はなんだろうか。効果的な広告をつくって商品がたくさん売れて経済をまわす事? うーん違うなあ。amazonのシステム作った人の方が絶対エライしかっこいい。グラフィックデザインはあんまり関係ない。最低限使いやすければいいわけだけど、これはアートの成すべき技ではない。お門違い。

テクノロジーの進化やwebサービスの発展で、生活はどんどん便利になっていく。いままでお金を払っていたものがどんどん安くなるのは、コンピューターの発展により生産性があがったことも原因なはずだ。
増してや天下のGoogle先生は、いままでMicrosoftが販売していたOfficeシリーズに変わるものをwebブラウザ上で無料で使えるようにしたり、スマートフォン用に各社が開発していたOSは無料にしてしまった。
今度発売されるChromebookは、価格が300ドルほどだそうで、購入時にはスマートフォンやiPhone、iPadと同じように電話回線との契約が必要になる。すなわち、「二年契約すれば本体価格は実質0円」の構図がすぐに思い浮かぶ。もちろんOS、ソフトはタダ。常にネットにつながっているのだから必要な情報はググればいい。通信料以外基本タダ。大きな会社が導入するのも時間の問題じゃないかと思う。この辺日本の企業は腰が重そうだが、世界はそんなにノロマじゃない。

こういうことが起きているさなかに「出版はもう駄目だ」とか抜かして、新しい書籍を発明することもせずに、売り上げ不振を電子化のせいにする風潮はどうなんだろうかと思う。そもそも出版社というのは軒並み社員の給料は安定している、というかなかなか高いと聞く。それでいて漫画家や執筆家はかなりのヒットを飛ばさないと普通の人の年収に満たないという。

これだけ誰でもブログなりなんなりで情報を発信できるようになり、ちょっとインターネットを開けば情報はあふれている。だがそのおかげで、先の震災でも情報が錯綜した。それ自体は、少ない情報の中で人々の不安が爆発した形だから責めるべきでは無いが、そういう時こそ出版社が担う役割はとても大きいのではないだろうか。ネットの強みが「早さ」なら既存マスメディアの強みは「正確さ」だと思う。プロフェッショナルな報道に期待したい所だが、現実にはそうなっていない部分も大きいようである。

個人的には出版社がwebに対しておそるおそる歩み寄ってる事をあまり好意的には捉えていない。と、いうのは、出版社が作ったいわゆる「電子書籍」というもののなかに優秀なものがなかなか見受けられないからである。インターフェースの豪華さや、タッチスクリーンを駆使したエフェクトばかりに捕われていて、肝心の内容は使い回し。それも一回出版したものをPDFにして配ってる、というような消費者を馬鹿にしたものが目立つ。それで「売れない、儲からない」とボヤイているが、いつから出版はそんな情けない産業になったんだと大変悲しく思う。

Appleがあまりに鮮烈にタッチスクリーンの軽やかさを演出してみせたおかげで、日本の富裕層はすぐさま飛びついた。特にいままでキーボードや、インターフェースのややこしさに恐れをなしてパソコンが苦手だったおじさん層が「これなら僕でも!」と急に興味を持ったような“フリ”をしている。本質的には文章はテキストファイルだけでも面白いものはたくさんあるわけで、スマートフォンなどが出回る前にも携帯電話で読める小説が流行ったりしたこともあった。要するに大事なのは内容であると思う。デバイスはあくまで手段であることを忘れてはならない。

逸れてしまったので話を戻す。
そうなってくるとグラフィックデザインができることってなんだろうと考えたんだけど、ツベコベ言わずに「かっこいい!」がたぶん一番人の役に立つと思う。これはけっこういろいろ考えた結果の今の時点での僕の答えである。もちろん機能性を妨げるような装飾は必要ないのだけど、たぶんこれから、綺麗に画面を整えるだけならコンピュータがやってくれる時代がくる。写真の露出はもはや人間が考えなくても良いレベルにまで来た。文字組に人の手が必要なくなるのは時間の問題だと思う。欧文などはすでにその域にある。日本語はややこしいので発展が遅れているだけだ。

そうすると、コンピューターで出来ない事はなにか。それは“発明”だと思う。こんな文字の置き方見た事無い!! っていう発明。こんな変なレイアウト見た事無いけどかっこいい!! が僕らにとっての発明品。見た事無いTシャツが来たい! 見た事無いものが見たい。それだけだ。

必要は発明の母であるが、実は父親は怠惰である。
僕はもっと世の中に「かっこいい」が必要であると思うし、同時にめんどくさいことはしたくないと思っている。どうやら発明家の素養は揃っているようである。
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  1. 2011/06/12(日) 04:23:02|
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